令和2年度

国立大学法人東海国立大学機構機構長選考基準

令和3年2月15日

機構長選考会議決定

 東海国立大学機構(以下「機構」という。)の機構長となるべき者には、ポストコロナ時代を見据えて、「大学・産業界・地域の発展の好循環を創出する我が国の新しいモデルを構築し、国際的な競争力と地域創生への貢献を同時に達成」「各大学の強みのある分野を中心に、世界最高水準の研究を展開することによる”知の中核拠点化“と国際通用性のある質の高い教育の実践」という機構のミッションを具現化・実質化する重要な役割があることから、以下の資質・能力等が求められる。 

 

1.求められる資質・能力

(1)人格が高潔で学識が優れ、大学の教育、研究等について高い見識があること。

 

(2)世界及び国レベルの広い視点から、機構の明確な未来ビジョンを有すること。

 

(3)先見性を持って急速に変化する社会や時代の動向を的確に捉え、強力なリーダーシップを発揮して、大学経営・組織運営を行う能力を有すること。

 

(4)国際性と俯瞰力、創造力を兼ね備え、高度なコミュニケーション力により信頼関係を築き、機構内外からの幅広い信望を得ることができる者であること。

  

2.果たすべき役割

(1)概ね10年後を見据えた機構の将来像を明確化し、それを構成員と共有しながら、機構に置く大学(以下「各大学」という。)の連携と融合を進めるとともに、各大学の価値の総和を大きく超える新しい機構の価値を創造すること。

 

(2)教育研究活動において世界のトップ大学と伍していくこと及び東海地域の未来を共創することの双方の観点から、国、地方自治体、国内外の大学・研究機関をはじめ様々な外部のステークホルダーやセクターとの連携を密にし、機構運営を行うこと。

 

(3)機構のミッション・ビジョンの実現に必要な強靭なガバナンスや経営の体制を構築するとともに、外部資金や民間からの投資をはじめ多様な自主財源を確保し、強固な財政基盤を確立すること。

 

(4)機構のミッション・ビジョン並びに各大学の状況を把握・理解し、エビデンスに基づいた透明性のある機構運営を行うこと。

 

(5)機構及び各大学の国内外における評価の向上に取り組むこと。